日本精工(株)は、衝突時に高い安全性、高い重量、高い振動剛性※1を実現したステアリングコラムの開発に成功し、ステアリングコラムの上下左右調整が可能* 2。販売開始。
樹脂ピン内部格納式ステアリングコラム
開発の背景
クルマの3つの主要機能である「運転」、「操舵」、「停止」では、ステアリングコラムは「ステアリング」機能を実現するコンポーネントです。
また、衝突時には、ステアリングコラムが自身の破砕機構による衝突時の運転者への衝撃荷重を吸収することができ、安全性が向上する。
今日では、高い安全性と高い快適性を追求しながら環境保護を求める人々がますます増えています。ステアリング・ギア製品もまた、これらの要求に直面しています。
NSKはこれらの要求に対応して、上下左右の調整可能なステアリングコラムを開発しました。
* 1:高剛性剛性ステアリングコラムは、より高い共振周波数を持ちますが、一般に、振動剛性が高いほど、運転者が外部振動を感じるのが難しくなります。
* 2:上下左右前後調整可能なステアリングコラムは、ステアリングホイールを上下左右、前後方向に調整可能なステアリングコラムです。
製品の特長
◆安全性を向上させるための新しい脱着構造を採用(荷重変動を25%低減)ステアリングコラムチューブに脱着構造を設定することで、ステアリングコラム一体構造の脱着荷重を一定に保つことができます。衝撃エネルギーの吸収が安定し、安全性が向上します。
◆元の製品と比較して約15%(約560g)の軽量化が図られ、軽量化されており、構造の変更により部品点数が削減され、外観も簡素化されています。軽量化は車の燃費を向上させるのに役立ちます。
◆従来に比べ、約11%(約7Hz)の振動剛性を向上させ、快適性を向上させており、チルトブラケットの設計を最適化することにより、高い振動剛性を実現しています。快適さ。
NSKによって開発されたレジンピン付き内部格納式ステアリングコラムは、車の安全性、快適性、環境に優しさをさらに高めます。